『運動脳』の要約と実践ポイント

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ご挨拶

はじめまして、おじさんと申します

50代サラリーマン、妻と子供二人の父です。

話題の本を筆者なりに要約していきたいと思いますので、参考にしていただければ幸いです。

『運動脳』の紹介

運動脳

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この記事では「運動脳」の要約と実践ポイントを、分かりやすくまとめていきます。

この本は、「スマホ脳」著者の最新作であり、人口1000万人のスウェーデンで67万部超読まれた、歴的ベストセラーであり、本国では「スマホ脳」より読まれた本です!

私たちの脳は、「生物学的には、私たちの脳と体は今もサバンナにいる。私たちは本来、狩猟採集民族なのである」とのことです。

また、精神科医である著者が「精神科としてのベストな処方、それは「運動」」と言っております。

つまり身体を動かすのであればどんなことでも有効であり、その一歩一歩が脳にとって価値があり、いつ、とこで、何をするかは大した問題ではないのです。

脳は私たちの一部ではなく、脳が私たち自身だということです。

脳は頭を働かせようとするより、身体を動かすことでこそ威力を発揮するのです。

この本では、運動が脳におよぼす絶大な効果を紹介しております。

次の項からは、この本を要約していきたいと思いますので、是非参考にして下さい。

また、著者の本でストレス脳スマホ脳の要約もありますので、是非ご覧になって下さい。

要約ポイント

現代人はほとんど原始人

1万2000年前の原始人とあなたは、じつのところほとんど変わらないが、いっぽう生活習慣は、ここ100年だけを見ても激変ました。

あなたの生活習慣と、原始時代の人々の生活習慣には根本的な違いがあります。

それは原始時代の人々は、あなたよりもはるかによく動くという点です。

生活習慣は一変し、その結果、もともと身体が適応していた生活からはますます遠ざかってしまいましたが、脳は今もまだサバンナで暮らしている状態であるとのことです。

そして、私たちが活発に動くことに、脳はなにより敏感に反応します。

つまり身体をもっと動かせば、私たちの脳は、今よりもずっと効率よく働いてくれます。

ウォーキングで「認知機能」が向上、要するに、身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し加齢による悪影響が抑制し、むしろ脳が若返ることが分かっております。

機能的に優れた脳とは、細胞がたくさんある脳でも、細胞同士がたくさんつながっている脳でもなく各領域がしっかりと連携似ている脳であり、身体を活発に動かせばその連携を強化できます。

脳から「ストレス」を取り払う

朝、あなたが目を覚ました瞬間から「ストレス」は始まります。

ストレスによる疾患の治療と予防には、運動が目覚ましい効果をもたらすことが、研究によって立証されているそうです。

運動によりストレス物質「コルチゾール」をコントロールいたします。ランニング、あるいはサイクリングなどの運動をすると、それを続けている間はコルチゾールの分泌量が増えていきます。

なぜなら肉体に負荷がかかる活動は一種のストレスだからです。

運動が終われば、コルチゾールの分泌量は減り、さらにランニングを始める前のレベルに下がっていきます。

定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因のストレスを抱えているときでも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていくそうです。

週に2回以上運動をしている人は、ストレスや不安とほぼ無縁であることが分かっております。

世界のストレス研究がこぞって「運動の効果」を発見中であり、運動が最も優れた解毒剤であるります。

「集中力」を取り戻せ!

集中力の改善の助けになるどころか、かなりの変化を実感できる方法が身体を動かすことです。

わずか数年の間に、効果的に運動をすれば集中力や注意力が改善され、そのときに脳内で何が起こっているかもわかってきているのです。

目の前のことに集中するためには「ドーパミン」が必要であり、ドーパミンの量を増やすには、ウォーキングよりもランニングが適しています。

身体を動かせば脳の機能が変わり、脳本来のメカニズムが活性化することで集中力が高まります。

うつ・モチベーションの科学

うつ病の診断現場では、9つの項目からなる診断基準のリストが使われております。

いつも楽しんでいたことに興味がなくなる。夜、よく眠れない。イライラする。自分は価値のない人間だと思う。物事に集中できない。体重が極端に増えた、あるいは減った、などです。

運動には抗うつ剤と同じ効果があります。

運動は、副作用が一切ない薬であり、少しだけ気持ちが滅入っている人でも、深い苦悩を抱えている人でも、たいていは運動すれば晴れやかな気分になれます。

最も効果のある運動はランニングであるが、ウォーキングにうつ病を防ぐ効果があることもあきらかになった。毎日20~30分歩くことで、うつ病を予防できて気持ちが晴れやかになり、運動することが、最も効果のある処方箋であります。

「記憶力」を極限まで高める

「運動以上に記憶力を高められるものはない」とのことです。

脳は、生涯を通じて縮め続けており、25歳ごろをピークに、その後、年齢と共に徐々に小さくなっていきます。

週に数回ほど早足であるったり走ったりするだけで脳の老化が食い止められ、むしろ若返り、おまけに記憶力まで強化できるそうです。

運動をすれば記憶力はたちどころに改善し、もし記憶力を最大限に上げたいのであれば、運動と暗記を同時に行うことをお勧め致します。

身体を活発に動かせば、脳細胞の新生は2倍に増えます。

頭の中から「アイデア」を取り出す

運動をすると創造性を増すことが科学的に立証されており、ある実験で被験者が歩きながらテストを受けた場合、5人に4人の割合で好成績を上げたことが立証されております。

「どこでやる」かは問わず、創造性を増すのに、歩いた場所は関係ないことが分かっています。

運動は、散発的思考や収束的思考に役立つばかりでなく、地道に努力するための気力を養うことにも役立ちます。

正しく意図して想像性を上げるには、脳内のあらゆる部位にアプローチできる「運動」が最適というわけです。

運動やトレーニングをすると、アイデアを活かす力が高まるだけでなく、アイデアそのものがあふれ出るようになると考えられているとのことです。

「学力」を伸ばす

子供の記憶力や学習能力を驚異的に伸ばす方法として科学の研究が立証したもの、つまり身体活動に着目すべきです。

子供でも身体を鍛えれば、脳の重要な部位である海馬が大きくなります。

たった4分の運動を一度するだけでも集中力と注意力が改善され、10歳の子供が気を散らすことなく物事に取り組めることも立証されたと書かれております。

学力を上げるのは「心拍数」であり、小学校に通う学童期が最も恩恵を受けるそうです。

大人と同様、重要な点は子供たちが何をして身体を動かすのではなく、とにかく身体を動かすことが重要なのです。

健康脳

加齢による前頭葉の萎縮の進み具合は、カロリーの消費量と密接に関わっている。よく動いてカロリーを消費する人は、加齢による前頭葉の萎縮の進行が遅くなります。

脳が3歳若返る「20分」の使い道として、毎日20分ほど歩くだけで充分であるとかかれており、毎日、意識的に歩くと認知症の発症率を40%減らせるとのことです。

最も動く祖先が生き残った

地球上の初めて現れた脳細胞のもっも大切な仕事はその生物を異動させることだったそうです。

高い持久力を持った動物、つまり遠くまで走ることができる動物の脳は大きいことが分かり、人間と同じく持久力を持つラットやイヌも、体重に比べて脳が大きいとのこであります。

生物学的には、私たちの脳と身体は今もサバンナにいる状態が続いております。

運動脳マニュアル

まず何よりも重要な点。それは、たとえわずかな1歩でも脳のためになる、ということです。

もちろん、5分よりも30分の方がいいが、5分でも全く価値がないわけではない。楽しいと思える活動からしてみましょう。

実践ポイント

この本を読んで、運動が何より重要であることが分かりました。

脳の活性化のために、有酸素運動、筋力トレーニング、サッカー等の運動を継続して行っております。

身体を動かすことによて、気分転換になりリフレッシュができております。

「運動が脳におよぼす絶大な効果」が少しずつ実感できるようになってきました。

これからも、運動を継続していきたいと思います。

著者のプロフィール

アンデシュ・ハンセン

1974年スウェーデン生まれ。

精神科医・経営学修士。

現在は病院勤務の傍らメディア活動を続け、「スマホ脳」が世界的ベストセラーに。

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今後もよろしくお願いします

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

こちらの記事で皆様が少しでも「読んで良かった」と思っていただけたら、とても嬉しいです。

また、この本の著者が書いた「スマホ脳」「ストレス脳」も要約しておりますので、是非ご覧になって下さい。

ご質問等ありましたら、下記フォームよりお願い致します。

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